【市川市の歯医者】インプラント治療中は禁煙が必要ですか?タバコとインプラントの関係性
こんにちは。
本八幡駅の歯医者【本八幡TKN7歯科クリニック】です。
インプラント治療を行う前には、禁煙をおすすめしています。
愛煙家の方にとっては、禁煙はつらいものかと思いますが、インプラント治療を成功させるためには必要なこととお考えください。
ここでは、インプラントとタバコの関係性についてお話しします。
タバコがインプラントに与える影響
タバコにはさまざまな物質が含まれています。
ニコチン
血管を収縮させて、歯ぐきへの血流の悪化を引き起こします。
酸素や栄養分がいきわたらなくなることで、インプラント手術後の傷口の回復が遅れたり、インプラントと骨の結合を妨げたりするのです。
血流が低下すると歯ぐきからの出血や腫れが抑えられることになり、インプラント周囲炎の症状に気づきにくくなるといったリスクも伴います。
タール
粘着性のあるタールが歯の表面に付着すると、歯周病の原因となる細菌や汚れがつきやすくなります。
その結果、インプラントの周囲の歯ぐきが炎症を起こし、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。
また、タバコを吸うことで唾液が減少します。
唾液には、お口の中の汚れを洗い流す働きがあるため、唾液が減るということはむし歯や歯周病にかかりやすい状態になるということなのです。
電子タバコがインプラントに与える影響
電子タバコなら大丈夫とお考えの方もいらっしゃいますが、電子タバコも紙のタバコと同じで、インプラント治療前後は禁煙が必要です。
電子タバコはタバコ葉を使用しておらず、専用のカードリッジ内に入っている液体を電子加熱して蒸気を発生させます。
タバコ葉を使わないため健康によいといわれることもありますが、加熱する液体にニコチンを含んでいるものもありますので、おすすめはできません。
タバコが与える影響について詳しく知りたい方は「本八幡TKN7歯科クリニック」にご相談ください
インプラント治療を受ける場合、最低でも手術の2週間前から手術後3ヶ月程度は禁煙しましょう。
インプラントと骨が無事に結合しても、喫煙を続けているとインプラント周囲炎にかかるリスクが高く、インプラントの寿命を縮めることになりかねません。
実際に、喫煙者と非喫煙者でインプラントの定着率をくらべた調査では、喫煙者の脱落率が7.14%、非喫煙者は3.56%と大きな差が生じています。
参考:J-STAGE日口腔インプラント誌第10巻第2号「オッセオインテグレイテッドインプラントに対する喫煙の影響」図1より >
時間とお金をかけてインプラント治療を行うのですから、長く安定して使えるようにしたいものですよね。ぜひ、この機会に禁煙をご検討ください。
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